微動探査

家を建てる前に、その土地の揺れ方を知る。

微動探査とは、その土地の"揺れやすさ"を実測する調査です。
石川組は着工前に全棟で地盤の微動探査を行い、その結果を設計に反映しています。

微動探査を行う現場

石川組の微動探査

地盤調査を外部の業者に依頼し、届いた報告書をそのまま設計に反映する会社が一般的な中、石川組は、地盤の微動探査を全棟で実施し、その結果を構造計画に反映しています。

微動探査に使う計測機器

01着工前

地盤の微動探査

更地の状態で、その土地固有の揺れやすさと卓越周期(その土地が揺れやすい周期)を計測します。
現場で建物を確認するスタッフ

02設計

設計への反映

計測結果をもとに、間取りの形状や耐力壁の配置など、その土地に合わせた構造計画(許容応力度計算)を検討します。

微動探査とは

微動探査とは、人には感じ取れないほど微弱な地面の揺れ(微動)を、精密な地震計で計測する調査方法です。
海の波や遠くの交通、工場の稼働など、地球上では常に人が気づかないレベルの揺れが起きています。 その微動を捉えることで、掘削をせずに地震の揺れに関わる深さ(目安30m程度)までの地盤特性を、 「揺れやすさ(増幅率)」と「揺れのリズム(卓越周期)」という数値として確認できます。
計測は敷地に機器を設置するだけで、約1時間で完了します。

微動探査で確認できる深さ

従来の地盤調査(SWS試験)が確認するのは表層〜10m程度。
微動探査では、地震の揺れに関わる深さ(目安30m程度)までの地盤特性を確認します。

微動探査で確認できる深さ。SWS試験は10m、微動探査は目安30mまでの工学的基盤(深さは土地により異なる)を示す模式図
※調査できる深さは地盤条件によって異なります。図の深さは目安です。

耐震等級だけではわからないこと

耐震等級3は建物の強さを示す指標で、標準的な地盤を前提に算出されています。
しかし実際の揺れの大きさは、建物の強さと地盤の性質との組み合わせで決まります。
地盤には卓越周期(その土地が揺れやすい周期)、建物には固有周期(建物が揺れやすい周期)という、それぞれ揺れやすいリズムがあり、周期が一致すると「共振」が起こり、揺れは大きく増幅されます。
この地盤との相性は、耐震等級だけでは確認できません。

地盤と建物の共振。建物の固有周期と地盤の卓越周期が一致すると揺れが増幅する模式図

従来の地盤調査との違い

一般的な地盤調査(SWS試験)は、建物が沈まないかを確認するためのものです。
地盤の固さを調べ、地盤改良の要否を判断する目的で行われますが、 地震による横方向の揺れやすさとは別の指標です。

「沈まない」ための調査と、「揺れない」ための調査

地盤改良は、建物が傾く「不同沈下」を防ぐための対策であり、地震による横揺れそのものを抑える効果は限定的です。 その土地の揺れやすさまで確かめるには、微動探査による実測が役立ちます。

SWS試験と微動探査の違い
比較項目SWS試験微動探査
目的不同沈下のリスクを確認地震時の揺れやすさを確認
調査の深さ表層〜10m程度目安30m程度
力の向き垂直方向(重さ)水平方向(揺れ)
わかること地盤の固さ・不同沈下のリスク揺れやすさ・卓越周期

根拠のある家づくりのために

石川組が微動探査を標準にしているのは、耐震等級だけではわからない 「その土地固有の揺れやすさ」を確認し、設計に反映するためです。 想定ではなく、実測にもとづいて家づくりを進めています。

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