標準仕様

壁

高耐久・上塗り可能な塗り壁、厚さ205mmのダブル断熱

壁は家の部材の中で、いちばん多くの仕事を掛け持ちしています——断熱・気密・遮音・調湿・防火・防虫、そして美観。 だから壁の仕様は「断熱材に何を使うか」だけでは語れません。 外から内まで、層の一枚ずつに選定理由がある。 このページではその全てを説明しています。

壁のイメージ

仕様

「壁」へのこだわり

トップコート

経年劣化しにくく外観を保つ

トップコートは多湿な日本の気候でも藻やカビの発生を抑えます。耐候性に優れ長期にわたって美しい外観を保ちます。トップコートについて詳しく見る

塗り壁層

ひび割れしにくい外壁塗材

4層の塗り壁に硬質ガラスメッシュを重ね、優れた耐衝撃性を実現。ハンマーで叩いても割れにくい強さで、断熱の要となるロックウールをしっかり保護します。塗り壁について詳しく見る

外張り断熱

ロックウール100mm

玄武岩由来の岩石を高温で溶かして繊維状にしたロックウール(100mm)を採用。1000℃を超える温度でも燃えず、音を吸収して騒音や反響を抑え、撥水性も高くカビや腐れの心配もほとんどありません。外張り断熱について詳しく見る

耐力面材

構造用面材

断熱材がムラなく入るため断熱性にすぐれます。また、壁全体で揺れを受け止めるため地震に強く、建物の耐震性能を向上させます。耐力面材について詳しく見る

充填断熱

セルロースファイバー105mm

吹き込み充填されたセルロースファイバーが無数の空気層をつくり、すぐれた断熱性能を発揮します。調湿機能で結露を防ぎ、害虫にも強く、防火性・吸音力にも優れています。セルロースファイバーについて詳しく見る

室内側・内装

素材にこだわった、湿度をととのえる壁

湿気を壁に入れない防湿層を設けたうえで、仕上げには通気性・吸湿性に優れた紙クロスとホタテ貝殻由来の漆喰塗料を採用。多孔質構造が湿度をととのえ、臭いや化学物質を吸着します。内装について詳しく見る

なぜ、塗り壁なのか。

すべての選択に、根拠があります。

01

塗り壁

外壁の寿命は、「継ぎ目」で決まる

サイディング外壁の弱点は素材ではなく継ぎ目です。 パネルの目地を埋めるコーキングが紫外線と雨で5〜6年から劣化し、定期的な打ち替え費用が発生してしまいます。 塗り壁には継ぎ目そのものがないため劣化の起点が存在しません。 部分的に傷んでも、その箇所だけ補修できる——上塗りを重ねながら長く使い続けられる外壁です。

一般的なサイディング外壁と石川組の塗り壁の比較

02

セルロースファイバー

1つの断熱材に、5つの仕事をさせる

セルロースファイバーは新聞古紙由来の断熱材で、断熱(無数の空気層)・調湿(湿気を吸い放つ)・吸音(子育て世帯に効く)・防火(燃え広がりにくい)・防虫(ホウ酸)の5役をこなします。 そして5つの性能をあますことなく発揮させるのが、施工品質です。吹き込み工法は、マット状の断熱材では避けられない「隙間」「自重による沈下」を、密度管理で解決できます。 石川組は、他社ではほとんど行われていない吹き込み後の密度検査まで行い、数値を確かめてから壁を閉じています。

セルロースファイバー

03

張り替えずに、上塗りで更新する内装材

クロスの張り替え不要

ホタテ貝殻由来の漆喰塗料と紙クロス(ルナファーザー)は、ビニール(塩化ビニル樹脂)を使わない内装材なので、ビニールクロスのように透湿性を損なうこともありません。 15〜20年ごとの上塗りだけで更新でき、張り替えのたびに廃材が出ることもありません。

漆喰と紙クロスを用いた内装

現場のこだわり

セルロースファイバーの密度検査

01

密度検査

セルロースを吹き込んだあと、密度検査をしてから壁を閉じます。密度は断熱性能と沈下防止の両方を決める数字です。
塗り壁の多層仕上げ施工

02

多層仕上げと硬質ガラスメッシュ

耐力面材の外にロックウールを張り、塗り壁を多層で仕上げます。層間に硬質ガラスメッシュを入れ、ハンマーの衝撃にも割れにくい外壁にしています。
気密処理

03

気密処理

壁の断熱・調湿性能は、気密が伴って初めて発揮されます。開口部・配線まわりにわずかな隙間があるだけで漏気が生じ、断熱性能の低下や壁内結露のリスクにつながる——だから気密処理は、全棟2回の気密測定で数値として検証します。

アドバイス

建てる前に知っていただきたい、正直な話です。

塗り壁は高いと聞きました。本当ですか?

左官仕上げはパネル張りより手間がかかるため、初期コストは高くなり、工期も長くなります。その代わり、サイディングで必要になるコーキングの打ち替え費用はかかりません(15〜20年ごとの上塗りは必要です)。

塗り壁は、ひび割れしませんか?

塗り壁である以上、髪の毛ほどの細かいひび(ヘアクラック)が出ることはあります。 ガラスメッシュで抑え、出た場合も補修は容易です。 「絶対に割れない」ではなく「割れても直せる」が正直な答えです。

メンテナンス

壁は、15〜20年ごとの上塗りで美観を回復していく部材です。打ち替えではなく上塗りで済む理由から、正直にお伝えします。

塗り壁外壁

外壁

15〜20年を目安に上塗り(塗り替え)。コーキング打ち替えという概念自体がありません。部分的な傷は部分補修で直ります。

室内壁

内装

漆喰の壁も15〜20年ごとの上塗りで更新。日常の小さな傷は「味」になり、気になれば塗り直せます。

防藻トップコート

防藻トップコート

北面のコケ・藻の発生を抑制します。それでも付着した汚れは洗浄・上塗りで回復します。

層仕様役割
トップコート防藻・防カビ・高耐候の仕上げ日本の高湿度で美観を保つ
塗り壁層多層塗り+硬質ガラスメッシュ継ぎ目レス・耐衝撃(ひび割れ防止)
外張り断熱ロックウール100mm(玄武岩由来)断熱・吸音・撥水・1000℃を超える温度でも燃えない
耐力面材構造用面材地震力を面で受ける
充填断熱セルロースファイバー105mm(吹き込み)断熱・調湿・吸音・防火・防虫(ホウ酸)
室内側防湿層湿気を壁に入れない
内装紙クロス(ルナファーザー)+ホタテ貝殻由来の漆喰塗料調湿・臭い吸着・張り替え不要

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