標準仕様

基礎

圧縮強度試験の実測37.9〜46.9N/mm²・湛水養生7日

基礎は、家の部材の中で唯一「あとからやり直せない」ものです。 石川組にとってコンクリートは、道路や橋で100年近く扱ってきた本業の素材。 住宅の基礎に、土木の基準を持ち込み、長持ちする家の基礎をしっかり支えます。

基礎コンクリートの湛水養生

仕様

「基礎」へのこだわり

コンクリート強度

材齢28日の実測37.9〜46.9N/mm²

2025年に施工した2邸では、基礎コンクリートの供試体21本すべてが30N/mm²を上回りました(材齢28日の実測37.9〜46.9N/mm²)。湛水養生7日で、急激な乾燥を防ぎながら強度を育てます。2025年施工の2邸で、圧縮強度試験により強度を実測しました。コンクリート強度について詳しく見る

基礎の厚さ(立上り幅)

基礎の厚さ17cm

鉄筋が錆びる主な原因は、コンクリートの中性化や水分の侵入です。鉄筋とコンクリート表面との距離「かぶり厚」を4cm以上で確保し、基礎の立ち上がりの厚さを一般的な住宅より厚い17cmに仕上げています。ひび割れのリスクを抑えています。

養生

湛水養生7日

夏場は基礎全体に水を張る「湛水養生」を7日間実施。急激な乾燥を防ぎ、ひび割れや強度低下を回避しながらじっくり強度を高めます。冬場はコンクリートが冷えすぎないようシートで覆います。湛水養生について詳しく見る

品質確認

テストピース(供試体)試験

2025年施工の2邸で、同じ生コンクリートから採取した供試体の圧縮強度を測定しました。材齢7日の試験は1邸、材齢28日の試験は2邸で実施しました。テストピース試験について詳しく見る

仕上げ

中性化抑制の基礎保護塗料

土木学会規格に適合した基礎保護塗料です。内外からトータルで基礎を守ります。

基礎の強度を、実測で確かめる。

すべての選択に、根拠があります。

01

圧縮強度試験の実測37.9〜46.9N/mm²

基礎の強度を、第三者の試験で確認。

2025年に施工した2邸では、基礎コンクリートの供試体21本すべてが30N/mm²を上回りました(材齢28日の実測37.9〜46.9N/mm²)。 強いだけでなく密度も高く、水や空気が浸入しにくいため、鉄筋の錆びを招く「中性化」の進行そのものが遅くなります。コンクリートの中の鉄筋は、長い年月ではいずれ錆びますが、ひび割れ(クラック)を起こさず鉄筋をコンクリートに密閉させることで、劣化を遅らせることができます。 2025年に施工した2邸では、打設ごとに供試体を採取し、第三者の試験機関で圧縮強度を測定しました。 材齢7日の試験は1邸、材齢28日の試験は2邸で実施しました。 材齢7日に試験した1邸では、7日時点の強度から28日後の強度を予測し、28日時点でも実測しました。 供試体21本すべてが30N/mm²を上回り、材齢28日(12本)の実測値は37.9〜46.9N/mm²でした。 材齢7日に試験した1邸では、すでに30N/mm²を超える33.1〜34.9N/mm²でした。

※表はJASS 5の耐久設計基準強度と計画供用期間の関係を示す参考資料です。上記の実測値は2025年施工の2邸の試験結果です。

圧縮強度試験の実測例

採取日
2025年7月29日
試験日
2025年8月26日
材齢
28日
呼び強度
33 N/mm²
実測値(3本)
45.5/45.5/45.3 N/mm²
平均
45.4 N/mm²

出典:2025年8月26日付の圧縮強度試験成績報告書。供試体3本の結果で、全21本の集計とは対象が異なります。

参考:耐久設計基準強度と計画供用期間

計画供用期間耐久設計基準強度年数
短期18N/mm²約30年
標準24N/mm²約65年
長期30N/mm²約100年
超長期36N/mm²約200年

出典:日本建築学会『建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事』

02

湛水養生7日

強さは「待つこと」でつくられる

強いコンクリートほど、扱いが難しくなります。 粘度が高く流し込みにくく、急いで乾かせばひび割れてしまう。 だから水と反応してゆっくり強くなるコンクリートの性質に付き合い、7日間水を張って待つ正しい養生が必須になります。 工期を優先する現場では、ここが省かれがちです。 土木で鍛えた石川組の現場だから、徹底できます。

基礎全体へ水を張る湛水養生

現場のこだわり

基礎コンクリートの打設前配筋

01

打設計画は、品質管理のはじまり

気温・運搬時間まで含めてコンクリートの品質は決まります。打設日の判断から品質管理です。打設後の湛水養生7日間も、工程表の上では「何も進まない7日間」に見えるかもしれませんが、必要な品質管理の一環です。
コンクリート表面に落ちる雨

02

雨とコンクリートの正しい関係

コンクリートは水と反応して固まる素材で、打設後の湿潤は強度にむしろ有利です。 「雨の日に打って大丈夫?」——この質問には、現場でいつでも根拠からご説明します。
湛水養生7日とテストピース試験によるコンクリート強度の育ち方を示す模式図。破線は30N/mm²

03

テストピース試験

2025年に施工した2邸では、同じ生コンクリートから供試体(テストピース)を採取し、第三者の試験機関で圧縮強度を測定しました。材齢7日の試験は1邸、材齢28日の試験は2邸で実施しました。7日時点で試験した1邸では、その結果から28日後の強度を予測し、28日時点の試験でも強度を実測しました。

アドバイス

建てる前に知っていただきたい、正直な話です。

湛水養生7日は、工期が延びるということですか?

たしかに工程表だけを見れば「何も進まない7日間」ですが、私たちはこれを遅れではなく品質への投資だと考えています。 基礎はやり直しのきかない場所だからこそ、最初にしっかり時間をいただきたいのです。

強度の高いコンクリートは、費用も高くなりますか?

強度の高いコンクリートそのものの材料費に加え、7日間の湛水養生や、気温・打設日を見極める管理の手間がかかる分、一般的な基礎より費用は高くなります。ただし基礎は住宅の部材の中で唯一やり直しがきかない場所です。強度と養生への投資は、100年先まで見据えた先行投資だと考えています。

メンテナンス

基礎は「100年目線」の部材です。最初の7日間に一番手間をかけ、その後は定期点検で見守ります。

基礎の中性化対策

中性化対策

基礎保護塗料が中性化の進行を抑制し、防水性・美観も維持します。

基礎の定期点検

定期点検

ひび割れ(クラック)の有無を定期的に確認します。

基礎の補修

ひび割れを起こさせない厚み

基礎の立ち上がりを一般的な住宅より厚い17cmとし、鉄筋のかぶり厚4cm以上を確保することで、ひび割れのリスクを抑えています。

項目仕様
コンクリート強度2025年施工の2邸:材齢28日の実測37.9〜46.9N/mm²(供試体21本すべてが30N/mm²超)
基礎の厚さ(立上り幅)17cm——鉄筋のかぶり厚を確保
養生夏場は湛水養生7日(基礎に水を張る)/冬場は保温養生
品質確認2025年2邸のテストピース(供試体)試験。うち1邸では7日強度から28日強度を事前予測
仕上げ中性化抑制の基礎保護塗料(土木学会規格適合)

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